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サンキャッチャーとは?


『光を掴む』という意味のサンキャッチャーは、別名「レインボーメーカー」とも呼ばれるインテリアアクセサリーです。
クリスタル製のガラス玉を使いストラップのように作成したものを窓辺など太陽の光が直接当たる場所にぶら下げると、クリスタルで乱反射した光が虹の粒となって部屋に入ってきます。
太陽の光とともに幸運を運んでくれるアイテムとして、欧米ではとてもポピュラーで、窓辺に吊るしているところをよく見かけます。
近年では「太陽の光=無限のパワー」とされる風水においても注目されており、テレビや雑誌等で紹介される機会も増えてきました。
サンキャッチャーの起源ははっきりとは言えませんが「北米大陸の南部に住んでいるネイティブ・アメリカンが初めて作った」という説や「冬季の日照時間が少ない北欧で、少しでも太陽の光を部屋に取り込もうとした」という説があります。

サンキャッチャーと火事


サンキャッチャーを使うにあたって、誰もが一度は思う疑問は「火事にはならないかな??」ということではないでしょうか?
「窓辺に置いてあった金魚鉢が虫眼鏡のように光を集めてしまい火事になった」というような話を聞いたことがあるかと思います。
「光を集めるサンキャッチャー!」などと銘打っている商品もあり、心配になる気持ちはとてもよくわかります。
しかし実際にところ、サンキャッチャーは光を集めることはありません。
凸レンズの「集光」とは逆の「散光」をするのがサンキャッチャーです。
サンキャッチャーで使用されるクリスタルパーツはカットされており、それが光を屈折させて虹の粒を振りまきます。サンキャッチャーを自作する際はこの点を踏まえ、カットクリスタルのみを使用するように心がけましょう。

使用されるガラスの種類


サンキャッチャーはカットが施されたガラスなどを陽の光に当たることで小さな虹を作り出す道具です。
そして、使用されるガラスはいくつかの種類があります。


ソーダガラス

一般的で丈夫なガラス。丈夫なので食器やビンなどに使われることが多く、サンキャッチャーで使用される比較的安いガラスボールに使われうこともあります。


クリスタルガラス

透明度、光の反射率、屈折率が高く、高級な食器などに多く用いられます。
鉛の含有率によってレベルが決まり25%以上のものをレッドクリスタル、それ以下のものをセミクリスタルと呼びます。
酸化鉛を混ぜ込むことで透明度や輝きがある反面、通常のガラスに比べると重く柔らかいため傷がつきやすいのが特徴です。そのため、カットするのには高度な技術が必要となり、含有量が高いほど扱いが難しく金額も上がります。

 
無鉛クリスタル

鉛の代わりにバリウムやチタンなどを混ぜることで透明度、光の反射率、屈折率を高めたガラスです。
中国製などの安価なパーツが「クリスタルガラス」として販売されていることがよくありますが、ほどんどの場合酸化鉛の入っていないただのソーダガラスであったり、混ざっていてもほんのわずかということがありますので注意が必要です。
同じ大きさの「ソーダガラス」の玉と「クリスタルガラス」の玉を持って比べると、重さが全然違うのでびっくりされる方が多いです。
また、無鉛クリスタルについてですが、日本でも有名な「スワロフスキー社」のクリスタルが徐々に無鉛クリスタルに移行しており、そういった商品のパッケージには「lead free(無鉛)」と記載されています。


 サンキャッチャーディスプレイスタンド
  

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